『子どもの発達を促す音楽活動』
つくし園の片平先生と音楽療法士の坂中先生をお迎えし、音楽療法について学びました。導入→意図→講義→実践→質疑応答の順に、和やかな雰囲気のなかで研修がすすみあっという間の2時間でした。
「音楽療法ってなに?」
心身のリフレッシュ
癒す
自己治癒力をアップさせる
発達を助ける
持っている力を引き出す
生き生きと輝かせる
音楽の持っている力を意図的・計画的に活用することで豊かな生活づくりのお手伝い。
「子どもの音楽療法では」
♪行動・認知・発達の変化を、ねらい・目的を持って音楽を活用する。
♪音楽の芸術性や出来栄えより、音楽を体験していく過程を大切にする。
♪音楽的な目標に加え、子どもの発達段階や行動特性、障がい特性などに合わせて、発達面での目標にも焦点を置く。
坂中先生が、「音楽はいろいろな場面において、いつも私たちの身近にあり音楽によって慰められ、励まされ、癒され、楽しく元気になった経験を持っていることでしょう。(セルフミュージックケア)お母さんの膝の上で歌ったわらべうた友だちと歌った季節の歌など、小さいときにいっぱい楽しみ音楽の引き出しをたくさん増やして欲しい。」とおっしゃいました。それが豊かな人生につながるのだなと理解しました。
音楽療法では子どもの情報処理の仕方や発達的視点を大切にしながら心に直接働きかける音楽の力で、感覚を刺激し、無理なく楽しく子どもたちの発達を促すことができるのだと教えて頂きました。日頃の保育において音楽療法の視点を取り入れ子どもたちの気持ちに寄り添い、一緒に楽しみ喜びを感じ合う活動の場であるよう、スモールステップを大切にしながら、私たちは、この活動が「どこへ向かうのか?」「何を目指しているのか?」をしっかりと意識し、音楽を楽しみ保育を楽しんでいきたいと思います。